ある日、FLOAT SHONAIに「鶴岡で半日観光に行くなら、どこがおすすめですか?車はないので、徒歩またはバス、タクシーで行ける場所がいいです」との質問が寄せられました。
そこで半日でまわれる一つのコースとして、鶴岡公園の周辺にある、歴史的スポットに注目します。鶴岡駅からはバスでも、タクシーでも、ちょっと頑張れば歩いてでも行けますよ。庄内で観光PR活動を行う山崎侑斗さんから、各スポットの情報を教えていただきました。
1:庄内藩校 致道館(しょうないはんこう ちどうかん)江戸時代、山形県庄内地方一帯を治めていた荘内藩酒家が建てた藩校で、東北で現存する唯一の藩校建造物で国指定史跡となっています。当時、鶴岡でどのような教育をされてきたのかがわかる施設です。
藩校の中でも史料が多く、庄内論語は今も根付いています。戊辰戦争で唯一、勝ち残った荘内藩の強さの秘訣は荘内藩校を拝観すればわかります。入場は無料ですが、受付で簡単な住所と人数を記帳します。
INFORMATION | 庄内藩校 致道館 |
住所 | 山形県鶴岡市馬場町11-45 |
アクセス(バス) | 「鶴岡市役所前」で下車、徒歩1分 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
定休日 | 水曜日 |
入場料 | 無料 |
WEB | chidokan |
2:致道博物館(ちどうはくぶつかん)▽現在「旧鶴岡警察署庁舎」が解体修理工事中
鶴ヶ岡城(鶴岡公園)の三の丸に位置していて、明治時代に建立された多くの歴史的建造物が移築されています。それらの建物が「致道博物館」として構成されており、歴史的な資料や美術品などが所蔵・展示されています。小説家藤沢周平の出身地ある鶴岡市は、映画「蟬しぐれ」の撮影に使われたことでも有名です。
INFORMATION | 致道博物館 |
住所 | 山形県鶴岡市家中新町10-15 |
アクセス(バス) | 「致道博物館」下車 |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は、16:30まで) |
定休日 | 水曜日 |
入館料 | 一般700円、学生380円、小中学生280円 |
WEB | http://www.chido.jp/ |
3:鶴岡公園(つるおかこうえん) 鶴ヶ岡城の跡地を整備した公園で、荘内神社を取り囲む形でお堀と土塁と芝生と築山からなっています。公園内は広く、散歩にも◎
園内に咲き誇る730本の桜は「日本さくら名所百選」に選ばれ、県内随一の桜の名所として知られています。桜の季節には大勢の人が集まります。また毎年8月には、園内で大名行列の再現や火縄銃の儀式など、歴史の街を感じさせる「荘内大祭」というお祭りがあります。
INFORMATION | 鶴岡公園 |
住所 | 山形県鶴岡市馬場町4 |
アクセス(バス) | 「鶴岡市役所前」下車徒歩2分 |
4:大宝館(たいほうかん)大正天皇の即位を記念して建てられ、大正建築の傑作とよばれる建物です。白い壁と赤いドームをした屋根が印象的。以前は市立図書館として利用されていたようですが、現在は鶴岡ゆかりの人物など資料が展示されています。大正ロマンを感じ、当時の人物像を想像することができます。
INFORMATION | 大宝館 |
住所 | 山形県鶴岡市馬場町4-7(鶴岡公園内) |
アクセス(バス) | 「鶴岡市役所前」下車徒歩2分 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
入場料 | 無料 |
定休日 | 水曜日 |
5:荘内神社(しょうないじんじゃ)明治初期、鶴ヶ岡城旧本丸跡に創建されました。江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社です。境内では狐の置物が売られていて、それに願い事を書くと奉納してくれます。春になると境内の「牡丹桜」が満開に咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。
▽おみくじもあります。さくらみくじを引いたところ「中吉」でした
INFORMATION | 荘内神社 |
住所 | 山形県鶴岡市馬場町4-1 |
WEB | http://jinjahan.com/ |
今回紹介した5つのスポットは、徒歩でまわることができます。鶴岡駅前からはバスまたはタクシーで約10分、徒歩では約30分で到着します。バスでは「鶴岡市役所前」か「致道博物館」で下車しましょう。
実際に仙台から鶴岡を訪れた女性は、鶴岡公園→大宝館→致道博物館→荘内神社→庄内藩校 致道館とまわったそうです。
「鶴岡公園あたりは、レトロな雰囲気で歩くだけでも楽しめました。鶴岡駅前から鶴岡公園まではタクシーを使ったのですが、1000円ほどと安かったですし、タクシーの運転手さんもいい人で、素敵な旅になりました。次は羽黒山や加茂水族館に行く予定です」と感想を寄せてくれましたよ♡
みなさんも、情緒あふれる街並みを満喫してみては?
記事協力
山崎侑斗…東北公益文科大学公益学部公益学科3年。酒田おもてなし隊に所属し、庄内地方全域を盛り上げている。2016年12月に起業し、観光業と映像制作を行う「東北プライド」の代表を務める。趣味は旅行で、大学1年生の春に青春18きっぷを使って九州まで1人で旅をした(現在47都道府県中31都道府県制覇)
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